天井裏のネズミ、自分で駆除できる?

公開 2026年9月28日・やねうらしらべ編集部

こたえ

家のネズミは法律の対象外なので、自分で駆除してかまいません。ただし天井裏に多いクマネズミは、高い所を伝って動き、見慣れない物を警戒します。エサを断つ→通り道にわなを置く→いなくなったら通り道のすき間をふさぐの順で進め、フンが減らない・配線をかじられた・入り口が見つからないときは業者に切り替えます。

家のネズミは3種類。天井裏はクマネズミ

大阪府の資料による、家にすむネズミ3種の違いです。

種類大きさすむ場所動き方
クマネズミ18〜22cm・120〜200g天井裏・天袋・はり・ダクトの上など高い所配電線や水道・ガス管を上り下りし、電線やロープを渡る
ドブネズミ22〜25cm・200〜400g床下・下水・ごみ箱のまわりなど低い所下水や側溝を使って平らに動く
ハツカネズミ6〜10cm・10〜20g押し入れ・納戸、屋外すばしこく、跳びはねるように歩く

天井裏で音がするなら、まずクマネズミを考えます。

自分で駆除するときの手順

大阪府は、ネズミの習性(見慣れない物を警戒するが時間がたつと慣れる、壁ぎわや物かげを通り道にする、日没後と夜明け前に活発)を知って、逆に利用することが大切だとしています。

  1. エサを断つ:食べ物・ペットフード・生ごみをふたつきの容器に入れます。ネズミは1日に体重の1/3〜1/4を食べるので、エサがある限り減りません。
  2. 通り道を見つける:フンが落ちている壁ぎわや物かげが通り道です。
  3. 通り道にわなを置く:粘着シート・捕獲かご・殺そ剤(毒エサ)を、通り道の壁ぎわに置きます。見慣れない物は警戒されるので、置いてすぐに捕れなくても数日は動かさずに様子を見ます。
  4. いなくなったら、すき間をふさぐ:大阪府も「通路をふさぐこと」を駆除の柱に挙げています。配管や配線が壁を通る穴、換気口、戸袋のすき間を金網や金属のたわし、パテでふさぎます。

超音波でネズミを追い出す機器も市販されていますが、大阪府は、わななど器具だけの方法では不完全としています。エサを断つことと、すき間をふさぐことを組み合わせてください。

業者に切り替える目安

次のどれかに当てはまったら、自分で続けるより業者の見積もりを取ったほうが早く済みます。

  • 2〜3週間続けてもフンが減らない(当サイトの目安)
  • 配線や配管をかじったあとがある:大阪府は、配管・配線をかじられることによる漏電・停電などの被害を挙げています。
  • 入り口が見つからない、または高い所にあって手が届かない
  • 天井裏にフンが大量にたまっている

ネズミの駆除は区の捕獲事業の対象外です(北区は対象外の動物にネズミを挙げています)。業者は、捕獲・追い出しと「すき間の封鎖」をまとめて見積もります。→ 住まいの県で対応する業者

賃貸のときは

自分の部屋の中で粘着シートなどを使うのはかまいませんが、天井裏や壁のすき間をふさぐのは建物の持ち主の判断が要ります。先に管理会社か大家さんに連絡してください。→ 賃貸で物音がしたら

よくある質問

Q. 殺そ剤で死んだネズミが天井裏に残りませんか? A. 残ることがあり、においの原因になります。天井裏に入れない家では、捕獲かごや粘着シートで回収できる方法を選ぶと後始末がしやすくなります。

Q. 1匹捕まえたら終わり? A. ネズミは数匹から十数匹の群れで暮らします(大阪府)。1匹捕れても、フンが出なくなるまで続けてください。

出典: 大阪府「ねずみの駆除について」、鳥獣保護管理法 第80条、北区「アライグマやハクビシンの被害を防ぐために」(2026年9月28日確認)